4thBOOKFAIR 勝手に青野さんお誕生日お祝いPROJECT
青野武VOICE 七変化 01

真田志郎
真田 志郎  SHIRO  SANADA
宇宙戦艦ヤマトシリーズ / 初代技師長

『宇宙戦艦ヤマト』より第22話
「決戦!! 七色星団の攻防戦!!」
ドリルミサイルで大活躍の技師長!
Illustrated by Jay様
ひまわりアイコンMESSAGE from Jay様

ドメル艦隊との決戦:ドリルミサイルのターンは、最も好きな真田さんの活躍シーンのひとつです。

波動砲制御室のインカムをすばやく装着して、迫りくるドリルミサイルを見据えるこの瞬間、おそらく真田さんの頭の中ではこれまでの航海の中で獲得したガミラスの兵器の膨大な知識に基づいて、目の前の新兵器の構造解析が膨大なシミュレーションとともに繰り広げられているのです。

そして自身の技術に対する確信と決意をもって、敵兵器のまさに心臓部に素手で乗り込んでいくその後ろ姿に、ブラウン管の前の技師長ファンはひたすら心を熱くしたのでした^^。

技師長のブリッジへの状況報告は、緊張感をはらみつつもしかし極めて冷静であり、現場ではアナライザーを従えて淡々と作業が進められてゆきます。

まさに真田さんのキャラクターと青野さんの個性に満ちた演技が一体化した、カタルシス溢れる名シーンと申せましょう。

実際の場面で真田さんがつけているインカムはもっときゃしゃなもので、交差するマイクの柄の描き込みが秀逸な、白土武作画監督のセンスが光るスタイリッシュなデザインでした。

これは多分、日頃備えのよい真田さんがポケットに忍ばせて持ち歩いているものなのかもしれませんが、駆動系の振動がもろに伝わっていそうなドリルミサイルの内部は想像するに凄くうるさそうなので、イラストでは松本先生メカ風にアレンジした、御耳に優しそうなヘッドセットをつけていただきました^^。

青野さん、わたくしたちファンに素敵な真田さんとの出会いをもたらしてくださり、ほんとうにほんとうにありがとうございます。

そして74回目のお誕生日、おめでとうございます!!

JUN 2010 Jay 拝
ひまわりアイコン繋ぐ人 byポトス

近頃になって思うのは、真田志郎というのは「繋ぐ」役目を負っているのではないか、ということです。
ガミラスやイスカンダルという異星の持つ科学技術と、地球を。
初代艦長沖田らと、ブリッジクルーを初めとする乗組員の多数を占める18歳前後の若者らを。
そして、科学技術そのものと、人を。

だからでしょうか。
真田志郎は冷静な科学者であり軍人であると共に、常に血の通うあたたかさを持ったひとりの人間として感じることができます。
最初のイスカンダルへの旅の頃には、案外にお茶目な事を言ったりしたりしてますしね。

そして、あの『復活篇』の中でも、真田志郎は真田志郎だった。

そう感じることができたのは、彼の行動と共に青野さんの存在の大きさでもあったと実感しています。
初回から復活篇まで、ずっと出演なさっている方は、もうほとんどいらっしゃいません。
作品はそうして次代に引き継がれていくものだと思いますが、そこでもやはり「繋ぐ」役目をされているのでしょう。

できることならば。
技師長がこうしてスクリーンに登場する最後の時まで、青野さんに演じ続けていただきたいと心から願っています。

12 JUN 2010 ポトス拝
inserted by FC2 system