ドメル艦隊との決戦:ドリルミサイルのターンは、最も好きな真田さんの活躍シーンのひとつです。
波動砲制御室のインカムをすばやく装着して、迫りくるドリルミサイルを見据えるこの瞬間、おそらく真田さんの頭の中ではこれまでの航海の中で獲得したガミラスの兵器の膨大な知識に基づいて、目の前の新兵器の構造解析が膨大なシミュレーションとともに繰り広げられているのです。
そして自身の技術に対する確信と決意をもって、敵兵器のまさに心臓部に素手で乗り込んでいくその後ろ姿に、ブラウン管の前の技師長ファンはひたすら心を熱くしたのでした^^。
技師長のブリッジへの状況報告は、緊張感をはらみつつもしかし極めて冷静であり、現場ではアナライザーを従えて淡々と作業が進められてゆきます。
まさに真田さんのキャラクターと青野さんの個性に満ちた演技が一体化した、カタルシス溢れる名シーンと申せましょう。
実際の場面で真田さんがつけているインカムはもっときゃしゃなもので、交差するマイクの柄の描き込みが秀逸な、白土武作画監督のセンスが光るスタイリッシュなデザインでした。
これは多分、日頃備えのよい真田さんがポケットに忍ばせて持ち歩いているものなのかもしれませんが、駆動系の振動がもろに伝わっていそうなドリルミサイルの内部は想像するに凄くうるさそうなので、イラストでは松本先生メカ風にアレンジした、御耳に優しそうなヘッドセットをつけていただきました^^。
青野さん、わたくしたちファンに素敵な真田さんとの出会いをもたらしてくださり、ほんとうにほんとうにありがとうございます。
そして74回目のお誕生日、おめでとうございます!!