「地球連邦図書館 宇宙の果て分室」略して「宇宙図書館」
無限に広がる大宇宙……の果ての果ての果ての、さらに隅っこ。
星も疎らな暗い宇宙空間にぽつんと浮かぶそれは、惑星でもなく、矯星でもなく、 アステロイドベルトに漂う隕石群よりも更に小さい。 かもしれない。
従って、それがそこに存在することさえ公に認知されることもない。
――一体いつからそれがそこに存在したのか?
それを知り得るのは、唯ひとり。それを造った者だけだ。
よって、観測もされないそれが、ある惑星と一定の距離を保って周回していることなど、また、誰も知る由もなかったのである。
おや。何やら人の姿が。。。 迷い込んだ方、ひとつ声をかけてみましょう。
[管理人ポトス]
画/Jay様
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