宮本: | −−なぁんだ、これはよ? |
古河: | 「なんだ?」って。本ですよ。 |
宮本: | え、えーご版じゃねーか。 |
古河: | 『ナルニア』、お読みになりたいんでしょ? |
宮本: | こんなの、どっから引っ張り出してきた!? |
古河: | あんたねぇ。……此処は図書館ですって。本なら何でもあるんですし、無けりゃぁ次元転送でいくらでも引っ張ってこれるんですっ。 |
宮本: | ……ったって、これ、1950年て書いてあるじゃねーか。400年も前の本が現存してるなんて、俺ぁ信じないぞ。 |
古河: | 目の前にあるでしょ? …それに別に1950年印刷の初版本てわけじゃないです。世界29カ国原語に翻訳されて、100年近く読まれ続けたんですよ。だから本そのものはもうちょっと新しいンじゃないすか? たぶん2000年代のですよ。 |
宮本: | そゆこと言ってんじゃねぇっ。 |
古河: | ??? |
宮本: | 英語版だろ? 日本語の、ないのか。 |
古河: | “貸し出し中”です。 |
宮本: | …てめっ、この。 |
古河: | あんた、本職は何ですよ? 宮本先輩。 |
宮本: | 本職って……戦闘機乗りに決まってるじゃねーか。 |
古河: | パイロットの基本言語ってなんすか。 |
宮本: | ……英語、、だけどなぁっ。本すらすら読めるかって。 |
古河: | 読めますよ。 |
宮本: | だけど言葉にはなぁ、ニュアンスっちぅもんがあって… |
古河: | だ・か・ら。−−ぜひ原語でお読みくださいね(にっこり♪) |
宮本: | おめ……いつの間にそんなに性格悪くなりやがった!? |
古河: | へ? 俺、昔からこういう性格です。それに、じっくり取り組めば「暇だ」なんて言ってる暇なくなりますよ。それでゆっくりXmasでもしてください。 |
宮本: | ……う、、、こ、こんのぉ…(ちくしょ) |
古河: | 何か仰いました? まぁあとでワインとケーキでも差し入れ持ってきますから。なんなら瀬戸さんもご一緒に。あぁぽとすくんも付いてきちゃうかもしれませんけど。ぜひ、「衣装たんすの向こうの世界へ…」 |
宮本: | ・・・ |